第3章 成長(6)

その時の学級委員長をしていた友人は

私が今でも信頼できる友人の一人なのだが、

彼は真面目で正義感が強すぎて

早速犯人探しを始めたのだが、

一度つかれた嘘はそうそう易易とは

明らかとなる筈もなく、

とうとう刑事ドラマさながらに現場検証や

それぞれが証人をたてて裏付け捜査まで始めてしまった。

 

クラスの皆は曖昧な記憶のまま犯人で無いことの証明を画策し、

結果的に証人を立てられなかった者を犯人と断定してしまった。

 

犯人役に仕立てられた友人は

無実の罪を着せられたのかもしれない。

当然、本人も認めてはいない。

 

こんな事では解決もしないし、

スッキリもしないと思った私は、

クラス会後に学級委員長をしていた友人に、

最後にもう一度皆に正直に手を挙げてもらえるように話した後、

誰も手を挙げなければその時は

クラスの全体責任として全員で先生のところに

お詫びに行けばどうかと提言していた。

 

それでも彼は強い正義感から真実は一つとばかりに

最終的にその犯人役の友人を伴って先生のところに行ってしまった。

 

その後先生は教室に戻りクラスの導き出した

答えは最善でない事を諭し、

私が学級委員長の友人に提言したようなことを

なぜ考えられないのかと指導されていた。

 

私は友人のプライドを思いその後

それについては何も言わなかった。

 

私はその時自らの考え方や人心掌握に少し自信を持った気がする。

 

その後の小学校生活の中での

私の確固たる態度や精神力が表現された場面に

居合わせたこの友人は私に一目置いていたことを

後々別の友人から聞いたことがあった。

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