第6章 自立(7)

ただ時間的、金銭的な壁もあり、

私が次に挑戦したのは

富士登山競走という競技だった。

 

走行距離はフルマラソンより短い30km程で、

制限時間にも余裕があるように見えた。

 

大会参加を決めて練習にも入ったが、

山登りの練習をする場所は近くにはないので

やはり平場での長距離の練習をしていた。

 

フルマラソンを完走していたので

多少甘くも考えていて、

フルマラソンの時の練習量よりも準備は劣っていた。

 

そして大会参加の為に有給休暇までとり、

前日にスタート地点の富士吉田市にて

前泊し大会に参加した。

 

早朝にスタートし一定の地点で

制限時間内に地点通過できないと

その場で失格となるのだが、

スタートして10km位までは

比較的勾配は緩かったが、

その先はもう走ることなどできず、

想像以上に過酷な登山競技だった。

 

結果的には私は7合目を通過し

8合目に辿り着く前に制限時間オーバーで

リタイアとなってしまった。

 

大会参加の意義は感じられたが、

やはり完走できないと無達成感は否めなかった。

 

また挑戦したいとは思ったが、

練習方法や練習時間を

確保することはその後難しかった。

 

その後の人生の中ではこのような

体力の限界に挑戦するような事は

無くなってしまっている。

 

話は変わるが、この時期もう一つ

叶えようとしていた事があった。

 

それは、入社2年目に隣国で開催された

ソウルオリンピックを観に行くという計画で、

世界一流のプレイを見たかったのと、

世界中から人が集まるという

空気感を感じたいと思っての事だった。

 

その為に人生初の海外渡航の為に

パスポートを取る準備もしていたのだが、

この時期に私にとんでもない

話が舞い込んできて、

結局ソウルオリンピック観戦旅行は

断念せざるを得なかった。

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