第8章 挑戦(6)

出発の時は本人は勿論、

教官達も知らなかったようだが、

この日目的地であったパームスプリングスでは

エアーショーをやっていて

通常の2~3倍の航空機の離発着があったらしい。

 

そんな経験を積みながらやっとの思いで

規定の飛行時間とカリキュラムをこなし、

筆記試験も答え丸覚えの状態でやっと合格を果たし、

実地試験は私なりには過去最高位の

パフォーマンスで合格に漕ぎ着けた時には、

渡米して既に8~9ヶ月が過ぎていた頃だったかと思う。

 

それでも私はやっと日本に帰れる条件を

クリアしたという思いで最高の気分だったはずだ。

 

ところが、現地の社長や日本の

航空部門の責任者に報告したところ、

現地では私の業務の引き継ぎのスタッフが

決まっていないという理由で、

日本からはもう少し他の機種の操縦訓練や、

双発機(エンジンが両翼にある機)の

ライセンスも取っておくようにとの指示があり、

結局のところ日本に帰ることが出来ず、

その後数ヶ月間を踏ん張ることとなった。

 

結果的には丸1年米国に滞在する事となった訳だが、

その時は一刻も早く日本に帰りたいという

思いが強かったので仕方なかったのだが、

今更ながら思うのは理由はともあれ、

もう1~2年米国にて様々な経験を積み学んでいれば、

その後の人生においても

大きな財産となっていた事だろうと思える。

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