第8章 挑戦(8)

そんなこんなで21歳前後の年齢ではあったが、

この1年は今もって私にとって密度の濃い1年であったし、

本当にそこにいたのは私なのかと

思える程の思い出でもある。

 

またこの1年間で私の心を変えた大きな出来事でもあった。

 

ちょうどその年アメリカは湾岸戦争に突入し、

英語でのニュースはよくわからなくとも、

毎日毎日ニュースでは湾岸戦争のことを伝えていて、

それまで日本で平穏無事に過ごしていた私にとっては、

日本が如何に平和であるかという事に

気付かされたものだった。

 

帰国後に更に感じたのは、

日本はその頃不動産バブルの真っ只中であり、

贅沢を極めていて、何の緊張感もない

周囲の状況を見るにつけ、

何と表現して良いか日本の先行きが心配になり、

また日本人である事に誇りを持てなくなった思いだった。

 

とにかく日本は自らの豊かさにのみ関心があり、

あまりにも外を知らず、

このままでは一人ひとりが腑抜けた国になると感じた。

 

私自身はというと、

今まで考えもしなかった様な事を考え始め、

色んな事に疑問を持ち始め、

生きる目的やら、仕事をする意味とか、

自分は何がしたいのかとか、

多分アメリカに行っていなかったら、

こんな事はもっと先か、

下手すると考えることすら無かったかもしれない。

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