第11章 転機(1)

東京に転勤になって2年が過ぎようとしていた頃、

また一つの転機が訪れた。

 

私は先にお話したとおり、

パイロットの訓練を受けつつ、

航空・船舶事業の展開を進めようとしていた

部門の構成員の一人でもいたわけだが、

現実的には時代はバブルの危うさを

ジワジワと露呈し始めていて、

所属部門の赤字は増す一方という状況の中で、

いよいよ会社は徐々に所属していた

部門の圧縮を図り始め、

私も業務遂行上時間的な猶予は得られなくなり、

最終的には自身も部門からの離脱を

決断せざるを得なくなってしまった。

 

会社の期待に応えられなかった無念さは残ったが、

そもそも望んでいた仕事でもなかった事もあり、

その事自体を受け入れることに

それ程の抵抗は無かったものの、

この決断はイコール東京から離れて

大阪本社の印刷事業部門への異動を伴っていて、

またもや折角築いてきた良き人間関係や

彼女との別れを経験する事となるものであった。

 

それでも東京で培ってきた人間関係の

深さはそう簡単には途切れることは

ないだろうという自信もあり、

東京から大阪への異動はスムーズに行われた。

 

大阪に戻ってからは仕事や職場環境は変わったが、

私の中では短期間の間に相当に濃い

経験をしてきたという自負もあり、

自身の精神的支柱を持って

自信と誇りを持った立居振舞になっていたかと思われる。

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